エクステがまつげに与える負担

まつげのエクステンションとは、
自分のまつげに人工のまつげ(エクステンション)を専用の接着剤で装着していく技術のことです。
地まつげ1本に対して1本づつ装着する方法と、数本づつ装着する方法があります。
後者の方が目がパッチリ見える効果は高いのですが、まつげにかかる負担が大きいです。
なので現在では、ほとんどのサロンで前者の方法での施術が行われています。

まつげエクステのメリットは、まつげを長く美しく見せながらも自然な仕上がりになることです。
マスカラのようにダマになったり、つけまつげのように素のまつげとなじまず不自然な印象になることがありません。

まつげエクステの接着剤は強力です。
まつげエクステをした部分にはクレンジングオイルを使わないなど、サロンで伝えられる注意点を守っていれば、
まつげが自然に抜けるまではエクステンションが取れることはありません。
マスカラのように毎日オフしたり、つけまつげのように毎日取りはずす必要がまつげエクステにはなないので、
利用することで毎朝のメイク時間が短縮。
スッピンでも美しいまつげでいることができます。

しかし、まつげエクステがまつげやまぶたに与える負担は大きくなります。
地まつげの上にエクステンションがずっと乗ったままになるからです。
目元は顔の中でもとくに皮膚が薄く、引っ張られる刺激に弱い部分。

体調や空気の乾燥具合などによって変わってきますが、人は1分間に15~20回ほどまばたきをします。
たった0.01gほどの重さでも、毎日約1万5千~2万回のまばたきをし、
表情が変わるたびに、めまぐるしく動く目元には、大変な負担になるのです。
まぶたがずっと引っ張られることで、たるみやシワ、肩こりや頭痛といった症状が出ることもあります。

まつげエクステの負担を軽くしながら楽しむためには、あまり大量のエクステンションを乗せすぎないこと。
また、まつげエクステをオフしてから次に乗せるまでに、お休みする期間をつくるのも重要です。
まつげ美容液などでしっかりとケアして、素のまつげを健康的な状態にしておくことで、
エクステンションの量を減らしても自然にボリュームアップすることができます。