美容液などに含まれる成分の解説(オタネニンジンエキス)

ウコギ科オタネニンジンの根から抽出されたエキスをオタネニンジンエキスといいます。
オタネニンジンエキスは液体の場合は黄褐色で、エキス末では淡黄褐色から淡褐色、粉末では赤褐色から黒褐色となり、オタネニンジン独特のにおいがあります。
オタネニンジンは、別名コウライニンジンやチョウセンニンジンとも呼ばれ、さまざまな薬効があることで重宝されてきました。
根の部分が二股に分かれていて人の形に似ていることから、人参と名付けられました。
野菜のニンジンも名前にニンジンとついていて形も似ていますが、オタネニンジンとはまったくの別物になります。

オタネニンジンエキスには、疲労回復の作用や滋養強壮作用と強心作用、動脈硬化や糖尿病の予防や改善、自律神経の乱れを整える作用があり、健康食品や栄養ドリンクなどに多く配合されています。
まつげ美容液のほかにもいろいろな化粧品やシャンプーなどにオタネニンジンエキスは配合されており、血行促進作用や代謝促進作用、抗酸化作用があることから、肌荒れやにきび、小じわ、ふけ、脱毛を防ぐ働きがあります。
オタネニンジンエキスはとても貴重で高価な原料なので、成分として含まれている化粧品は価格も高くなりがちなのがデメリットです。
しかし、それだけ効果も高い成分なので、オタネニンジンが配合されている商品はすばやい効果を実感できると私の周りではいわれています。

まつげ美容液に配合されているオタネニンジンエキスには、まつげの土台となるまぶたの皮膚の血行や代謝を促進することで、健康的なまつげの生え変わりをサポートしてくれる働きがあります。
また、保湿効果や抗酸化作用をもつので、まつげにうるおいを与えて、切れやすくなるのを防いでくれます。
オタネニンジンエキスに含まれているサポニンには、タンパク質や核酸の合成を促進する働きがあり、それによってまつげの毛根が刺激され、毛母細胞での細胞分裂がさかんに行われるようになります。