まつげがよく抜けて困っています。どうすればいい?

まつげが抜けやすい方の場合、まつげの扱い方が雑になっているのでは?私のこれまでの経験から感じることです。まつげも髪の毛と同じ「毛」なのですが、実はまつげの方が髪の毛よりもデリケートなのです。

髪の毛は本数が多く、ヘアアイロンやドライヤーなどで傷むなどしたらケアするのが当たり前になっています。
その点、まつげはどうでしょう?髪の毛に比べると本数も少なく、生えている面積も狭いので、ついつい無頓着になりがちになりませんか。
まつげは髪の毛以上にデリケートで、刺激を感じるとすぐに抜けてしまいます。

まつげをこする

まつげへの刺激で多いのが、こするという動作です。
花粉症などのアレルギーでかゆみを感じてこすってしまう、目の近くを触るのがクセになっていたりすると、まつげに大きな負担を与えています。

まつげが短いと感じる場合は切れ毛ではなくて、抜けたまつげが生え変わって伸びている途中のことが多くなります。

まつげの長さは遺伝によっても決まりますが、小さな頃からまつげが短いと思っていても、知らず知らずのうちにこするなどのクセがあって、まつげが抜けてしまっている方もいるようです。

短いまつげを本来の長さまで伸ばすのなら、触ることによる刺激を与えないようにするのが一番。強くゴシゴシとこするのはもちろん論外です。ちょっと触れるだけでも、何回も繰り返すことによって、大きな刺激となっていきます。

目の周りに限らず、皮膚をこするというのはお肌に大きなダメージ。皮膚の表面がこする刺激を受けることでさらにかゆくなったり、角質層が乱れることで乾燥したり、皮膚が引っ張られることでシワの原因になったりします。

アレルギーなどで目にかゆみを感じるなら、アレルギー用の目薬をさすなどの対策を取るようにしましょう。

まつげが抜けやすいと感じているときには、お湯で落とせるフィルムタイプのマスカラがおすすめです。お湯で落とすことができるので、メイクをオフするときのまつげへの負担が格段に少なくなります。

アロエベラエキス|まつげ美容液などに含まれる成分について

アロエベラエキスとは、アロエの葉汁をしぼって乾燥させてエキスにしたもの。

アロエとは、アロエ科アロエ属に属する多肉植物の総称です。語源は「苦い」という意味のアラビア語。アロエの果肉の部分をそのまま食べると苦みがあることが由来です。食用にする場合にはヨーグルトや果物のジュース、ハチミツと混ぜて食べたりします。

クレオパトラも使っていたアロエ

アロエは古くから使われ、古代エジプトでは薬として用いられてきました。美の象徴として有名なクレオパトラは、アロエの化粧水を美容目的として使っていたといわれています。

熱帯に多く自生していたアロエは、鎌倉時代から室町時代の間に日本に入ってきます。江戸時代になると、アロエは薬として利用されるようになりました。

アロエには約300種以上もの品種があるのですが、そのすべてに薬効があるというわけではありません。観賞用として楽しまれているものもたくさんあります。

薬効があるとされている主なアロエは、「アロエベラやキダチアロエ」「ソコトラアロエ」「ケープアロエ」。なかでも、アロエベラとキダチアロエは高い薬効をもつことで有名です。

アロエの効果

アロエの薬効には、「抗炎症作用」「抗菌作用」「皮膚組織回復作用」「緩下作用」「健胃作用」などがあります。昔から「傷や火傷に塗るとはやく治る」「ジュースにしたものを飲んで便秘を解消するといった働きがあること」でアロエは重宝されてきました。

アロエベラエキスは育毛剤や養毛剤、育毛シャンプーなどにも配合されていて、まつげ育毛の効果も期待できます。コラーゲンの生成を助ける働きがあり、土台となるまぶたの皮膚を健康的にすることで、健やかなまつげを育てることができるのがです。

レクチンという成分も含まれており、毛根細胞を活性化させる働きもあります。

また、アロエベラエキスには、水分をたくさん含んで被膜をつくるムコ多糖類が含まれています。ムコ多糖類の働きによって、ハリのある美しいまつげを守ってくれるのです。